【上手く生きるコツ】 宵埜白猫が人生で得た気づき
私が生きて生きた 26年間で考えてきたこと。その中から他の人にも役立つような言葉をまとめていこうと思い、今回の記事を書きます。
いろいろと考えてきた中で、今回は人間関係についてのお話です。
【今回の記事を読んで欲しい人】
・人間関係がしんどい
・他人に厳しくできない
原因は分からないけど、生きるのがしんどいと感じている人はぜひ読んでみてください。
【人間関係の断捨離】「自分を大切にしてくれる人だけ大切にする」
【体験談】 前職での失敗と上司の言葉
この言葉は私が仕事で悩んでいた時、人事考課の中で前職の上司がくれた言葉です。
私は前職で福祉の仕事をしていたのですが、深く関われば関わるほど人間関係の問題や、合う合わないといったことが出てきます。
私の場合は、当時対応していた利用者から「上から目線で偉そうだ」というよう指摘がありました。
それに対してはきっぱりと「対等な目線で向き合っている」ことを伝えたのですが、利用者は怒って帰ってしまいました。
対応を見ていた上司が私にくれたのは、「対応に落ち度はなかった」「私たちの会社は常に対等な目線に立つことを厳守して業務に臨んでいるという言葉です。
もしこちらの対応を上から目線と感じたのなら、相手が卑屈になって自分を下げてしまったから」と教えてくれました。
翌日謝罪に来た利用者本人からも、「ずっとこの生活が続くのかと思うと不安になって、イライラしてしまった」と直接聞くことができました。私の対応に落ち度はなかったかもしれないけれど、それを汲み取ることができなかったことは今でも悔やんでいます。
福祉を利用する人たちは、大人子ども関わらず、自分でできるはずのことができないもどかしさ、気を使われる恥ずかしさ、そういった負の感情を抱えつつも押し殺していることがあることも知りました。
それでも、怒らせてしまったことと、あの怒りの目が忘れられない日が続きました。他の利用者への支援にも集中しきれない。そんな状況が一ヶ月ほど続いた日のことです。
人事考課面談の中で、上司がくれた言葉が、「自分を大切にしてくれる人だけ大切にしなさい」という言葉でした。
これは、「私を大切にしてくれないならあなたを支援しない」ということではなく、相手に割く気持ちの割合を減らすということです。
もちろん仕事なので、相手に対して誠実には対応するけれど、家族や恋人、友人のように向き合い続ける必要はない。その人のことだけを考える必要ないということでした。
当たり前のことなのですが、モノではなく私たちの支援を売る特性上、どうしても人が近くなってしまいます。学校の先生なんかも同じじゃないかと勝手に考えてはいるのですが、人が近くなる仕事では感情が先行して公平な仕事が難しくなってきます。
当時の私には目から鱗の考え方でした。
自分が生きやすい環境を作るために
自分を大切にしてくれる人だけを大切にする。
そうは言っても、人を突き放すのは悪いこと。優しい人ほどそう思い、自分を大切にしてくれない人にも時間や心をさいてしまいます。
しかし、自分を大切にしてくれない人は、こちらが困っても助けてくれることはありません。
優しさも時間も限りがある物です。あなたが本当に大切にしたい人達だけに与えましょう。その方が人生の幸福度も上がっていきます。
日本の学校教育では、誰とでも仲良くできることが美点のように教えられますが、そんなことはありません。人と無駄な争いを起こさなければ十分なのです。
自分が生きやすい環境を作るために、関わる人を選ぶことは悪いことじゃありません。
私がもらった言葉が、あなたの心も軽くしてくれますように。
感想コーナー